中心聖句 「神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。」(エペソ1:3)

この手紙は使徒パウロによって、ローマの獄中から書かれたもので、エペソの教会他、諸教会に回覧されて読まれていたといわれている手紙です。

Ⅰ.主なる神の恵みと平安を祈るあいさつ(1・1~2)

まず一節には使徒パウロのあいさつ文が記されています。神のみこころによるキリスト・イエスの使徒パウロから、キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ」。「キリスト・イエスの使徒」に、神様の御心によってパウロは任命されました。そして使徒パウロは「キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たち」へこの手紙を送ります。この「キリスト・イエスにある」とは「イエス・キリストを信じて結ばれている」という事です。このキリスト・イエスにあるからこそ、主イエスから来る聖霊によって、忠実で聖い信徒であることができるのです。その使徒パウロからエペソの聖徒たちへ、まず祈りの言葉であいさつがなされます。私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたにありますように」(2)。

「父なる神」とは旧約聖書から記されています、唯一真の創造主なる神様です。その神様と並べて記されているお方が「主イエス・キリスト」です。このお方は神の御子で、三位一体の唯一の神様。父なる神と子なる神様とが並べて記されていますが、父なる神様も子なる神様イエス・キリスト様も聖霊なる神様と共に「三位一体」の唯一の神様だから並べられていても問題ないのです。天においても、父なる神様の右に子なる神様イエス・キリスト様が座しておられ全てを治めておられます。パウロはこの父なる神様と子なる神様イエス様から「恵み」と「平安」があなたがたの上にありますようにと祈ります。「恵み」とは神様の惜しみなく注がれるご好意。「平安」とはヘブル語で「シャローム」という言葉で神様の「豊かな命」を表します。

Ⅱ.父なる神からの豊かな祝福のゆえに神を賛美する(3~11)

パウロは3節前半で「私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように」と父なる神を賛美します。その理由は3節後半、神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福して下さったからです。父なる神様は主イエス・キリストを信じる私たちクリスチャンを祝福して下さったのです。具体的には、①「キリストのうちに選び」聖なる者にする事 (4)、②神の子とする事(5)、③罪の赦し(7)、④神の国の相続。天国、神の国に入れて下さる事(8~11)、⑤聖霊なる神様が心に住んで下さる事(13~14)という「天上にあるすべての霊的祝福」をもって祝福して下さいました。神様はこれらの事をご自身の御心の中で世界の基が据えられる前から計画を立てて「イエス・キリストにあって」実現して下さったのです。4節。「すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。」これらの事は「救いの完成」に向かって着実に実行されているのです。その目的は父なる神様の御栄光がほめたたえられるためです(6,12,14)。

Ⅲ.救い主イエス・キリストを信じる者が救われるゆえに神を賛美する(7~14)

先の豊かな祝福はどこまでも「キリストにあって」です。すなわち「イエス・キリストを信仰する者」は、主イエス・キリストの十字架の死と復活のおかげで「天上にあるすべての霊的祝福」にあずかれるのです。これは神様の御心でありご計画です(11)。その目的はイエス・キリストを信頼している者たちが天の霊的祝福にあずかり、神の栄光をほめたたえる者となるためです(12)。

 イエス・キリストを信じる者には聖霊なる神様が心の中におられます(13)。聖霊は三位一体の神様です。このお方は天国の保証であり(14)、弱い私たちを助け、きよめ、豊かな愛、喜び、平安を与えて下さいます。それは神の栄光が賛美されるためです(14)。聖霊なる神様が心にお住まい下さっているゆえに神様を賛美しましょう。主の栄光を現わす事が人間が創造された目的です。

(祈り)天の父なる神様。私達があなたを賛美する理由について知りました。天上の全ての霊的祝福を与えて下さり感謝です。イエス様の御名によって、アーメン。